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いぼ痔・脱肛の治療

内痔核とは

内痔核(いぼぢ)は、肛門の病気でもっとも多くみられるもので、肛門を閉鎖するのに役立つ粘膜下組織が大きくなり出血、脱出するようになった病気です。肛門近くの静脈叢が原因と考えられています。

症状としては、かゆみ、出血、脱肛などですが、外痔核は強い痛みの原因となります。
痔核は、大きくなると肛門の外に脱出(脱肛)するようになります。最終的には一日中、脱肛した状態になります。

 

脱肛の分類

1度: 排便時にも脱肛しない。排便時に時々出血するが、痛みはほとんどない。
2度: 排便時脱肛するが、自然に元に戻る。排便時に出血や痛みを伴う。
3度: 日常生活においても脱肛し、手で戻す必要がある。出血や痛みが強い。
4度: 常時脱肛しており、肛門内に戻らない。出血や痛みのため、日常生活が困難である。

 

痔核の手術

痔核の結紮切除術 痔核の結紮切除術が古くから行われていました。これは痔核の原因となる血管を結紮し痔核組織を放射状に切除します。非常に信頼性のある手術法ですが、1週間程度入院が必要であり術後の痛みが強いこともあります。
ゴムバンド結紮術 軽症例では、外来治療としてを行っています。まったく入院の必要はありません。
PPH法 1993年にイタリアの外科医ロンゴ博士によって考案された手術法で、中等症程度の痔核、脱肛に対して良い適応となります。この手術法は、従来の結紮切除術に比べて入院期間が短くてすみ、肛門の変形や術後の痛みも少ないことが特徴です。

当院では、痔核(いぼぢ)、脱肛の治療として、従来の結紮切除術に加え、軽症例では外来でのゴムバンド結紮術、中等度の症例ではPPH法を行っています。

 

PPH法

当院では、痔核(いぼぢ)に対して、PPH法による痔核切除術を行っています。
3日間の入院で治療ができます。例えば、金曜日の朝に入院していただくと、日曜日の午後退院が可能です。

治療方法

PPHに用いられる自動吻合器
術前
痔核および脱肛を認める
PPH:自動吻合器を用いて痔核をリング状に切除
術後は肛門がつり上がり痔核はなくなる

 

 

治療の流れ

1 外科外来受診
術前検査
・PPH法の適応(手術が必要かどうか、可能かどうか)について診察します。
・手術日を決定します。
・術前検査(採血・心電図・レントゲンなど)を行います。
・入院前日に飲む薬(睡眠剤・下剤)を処方します。
2 入院日(手術日) ・ 朝食は食べないで来院してください。 
・手術・麻酔の説明を行います(承諾書をいただきます)。 
・ 浣腸・点滴をします 。
・ 午後、脊椎麻酔下にて手術を行います(約1時間程度)。
・ 術後、翌日の朝まで点滴を行います。水分(水・お茶・ジュースなど)の摂取可能です。睡眠剤・鎮痛剤なども適宜内服していただきます。
3 入院2日目 ・ 朝から食事が開始になります。
・ 点滴が終わります。
・ 主治医が診察をします。
・ 排便後は洗浄していただきます。
※排便がなければ下剤を処方します。
4 入院3日目(退院日) ・ 朝、主治医が診察をします。問題がないようなら退院していただきます。
・ 次回の外来診察日を決めます。

詳しくは、井野病院外科診察にてご相談ください。