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褥瘡(じょくそう)の治療

介護の現場では、日々褥創防止に努め、体位変換や除圧など濃厚なケアをされていると思います。しかしながら、いくらエアマットを使用し除圧を試みていても、免疫力の低下や栄養状態の悪化、限られた衛生材料ではなか治りが悪いのが現状ではないでしょうか。

そこで、井野病院の「褥創治療目的入院」をご紹介します。
創傷処置を得意とする外科医師・看護師・栄養士・薬剤師・理学療法士からなる褥創チームが、治癒促進に向けて積極的に対応します。

効果的な治療
褥創の分類 アセスメント 状態判定
要因除去 褥創管理 栄養支援

 

井野病院における褥創の治療について

褥創とは、体の接触面から受ける圧迫により、組織の抹消血管が閉塞し壊死を起こす病態です。

褥創の治療のためには、
 ① 栄養管理
 ② 褥創部の減圧、除圧
 ③ 局所療法
の3原則が欠かせません。

当院では、積極的な栄養療法、頻回の体位変換(2時間ごと)、高機能な体圧分散マットの使用に加え、従来とは異なった、湿潤環境での褥創管理を行い、良好な治療成績をあげています。

症例1  仙骨部褥創
入院時 入院9週間後 入院16週間後