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マンモグラフィ(乳房・乳腺専用X線撮影)

現在、我が国では疾患別死因ではがんが最も多く、3人に1人ががんで亡くなっています。女性のがんでは、胃がんや子宮がんが減少し、乳がん・大腸がん(結腸がんおよび直腸がん)が増加しています。これは、食生活の欧米化や衛生状態の改善によるものと考えられています。なかでも乳がんは、罹患率(がんの発生率)、死亡率(年齢調整死亡率:比較のため年齢構成を昭和60年のものに調節した死亡率)ともに、女性のがんでは第一位で10年後の2015年には現在の1.5倍に増加すると予想されています。
 
乳がんは、大腸がん、胃がん、肺がんなどに比べて発症年齢が若く、35歳頃より急カーブで増加し。40歳台に死亡率のピークがあります。有効な予防法が無いため、早期発見に努めなければなりません。

 

「超」早期発見を目指して

乳がんは「超」早期に発見し手術や治療をすればほぼ100%が治ります。「超」早期に発見できれば、治療法の選択肢も広がり、治癒率が高まるだけではなく安全な乳房温存治療が可能です。
当院は乳がん検診と精密検査を専門とし、『乳がん死ゼロ』 『乳房喪失ゼロ』を目指して「超」早期発見に力を注いでいます。

 

乳房の検査

視診 目で見て異常がないか調べます。
触診 手で触ってしこりなどがないか調べます。乳がんは体の表面に近いところにできるため触診による検診が有効です。
超音波検査
(エコー) 
超音波で乳房・乳腺の内部を調べます。

検査症例:超音波検査で、内部の構造の不均一な腫瘍を認めます。

 

こんな方に検査をおすすめします

●母親,姉妹で乳がんにかかった人がいる
●乳腺の病気にかかったことがある
●生理不順がひどい
●不妊症である
●出産後に母乳の出が悪かった
40歳以上の女性の方は定期的に検診をお受けになることをおすすめします。

 

マンモグラフィについて

米先進国では20人に1人が乳がんに羅患しているといわれていますが、乳がん検査でマンモグラフィを導入してからは、微小・早期乳がんの発見によって死亡率を低下させています。

当院では乳がん検診や精密検査の精度を高め、女性の患者様や検診受診の方に、より安心いただくために最新式のマンモグラフィを設置しています。年一度、乳がん検診を受けましょう。

 

マンモグラフィ  よくある質問

Q1 マンモグラフィーって何? マンモグラフィとは、乳がんを診断する方法のひとつで、乳腺・乳房専用のエックス線撮影のことです。
Q2 どうやって撮影するの? 乳房を片方ずつ器械にはさんで約4~5cmに圧迫し、上下左右から乳腺組織内部をフィルムに映し出します。

Q3 マンモグラフィで何がわかるの? 触ってもわからないような早期の小さながん、しこりをつくらない乳がんなどを発見することができます。
Q4 痛いの? 乳房は人により大きさも厚みも違いますので、よい写真を撮るためには強く押さえることがあります。少し痛い思いをされる方も中にはいらっしゃいますが、小さな病変を見つけるためには必要です。
Q5 乳がん検診にはマンモグラフィが必要なの? 乳がんの早期発見のために、乳房撮影(マンモグラフィ)併用の乳がん検診が有効です。従来の視触診に比べ、約3倍の精度で乳がんが発見できると考えられています。

 

検診施設画像認定施設

井野病院は「マンモグラフィ検診精度管理中央委員会」より、「検診施設画像認定施設」として認定されています。
乳がん検診には適切に撮影された『質の高いマンモグラフィ』が必要となります。マンモグラフィ検診精度管理中央委員会は、それを維持するために、医師・放射線技師ならびにマンモグラフィ施設の評価を行い、全国的に統一された認定を行っています。
認定を受けるには、マンモグラフィ装置や、撮影したX線量・撮影写真等が細部にわたり評価され、すべての審査をクリアしなければなりません。
さらに、当院では、認定を受けた有資格技師(注1)が撮影を行っています。
今後も皆様に安心して検査を受けていただくために、撮影装置の精度管理を怠ることなく、さらなる撮影技術の向上に努力してまいります。

(注1)検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師
マンモグラフィ精度管理中央委員会主催の撮影技術・精度管理プログラムを受講し、認定試験を受けて認定された診療放射線技師

詳しくは外科診察にてご相談ください