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施設紹介

しおさきヴィラの建物の基本的なコンセプトは、古き良き時代の息吹を残しつつ、 車椅子でも生活ができるような構造になっています。

エントランス周辺

エントランスの外側の壁に貼られている石は高砂宝殿の龍山石を使いました。この近辺では龍山石は公園や護岸工事に多く使われますが、全国的には高級建材として、昔の立派な建築に多く利用されています。
また、形が三角と丸の穴になっている窓があります。姫路城の鉄砲の狭間(サマ)をイメージしています。

 

 

こちらは本家本元の姫路城の狭間です。

 

 

1階


エントランスホール

ントランスを入ると、きれいな焼物タイルがあちこちに使われています。これは日本民芸運動の生みの親で人間国宝の浜田庄司氏の孫弟子である織田達也氏と川野かずみち氏の作品です。 

 

 

エントランスホールはちょっとした憩いの場となっています。


古き良き時代の風景(エレベーターホール)

ひと昔前の景色を再現しています。1階のエレベーターホールの周りには、お風呂屋さんがあって、散髪屋さんがあって、お地蔵さまがあって…。廊下は舗装されていない土の色です。

 

 


地蔵堂

レベータホールにお地蔵さまが鎮座しています。お地蔵さまを置いた理由は、精神的な救いのため、また、昔から地域の人、特に高齢者は地蔵堂のまわりに集まっておしゃべりをしていましたから、高齢者が過ごしてきた生活環境の延長線を具現することが必要ではないかという考えからです。
ご利用者の多くは、毎日前を通るたび手を合わせ、日々の感謝をしておられます。
お地蔵さまの顔はとってもかわいらしく優しいんです。

 


理美容室「しゃぼん玉」

入口には昔ながらの赤と青のラインの看板がくるくる回っています。免許をもった理美容師がご利用者さまの髪をきれいに整えます。


通所リハビリテーション(デイケア) 「わだつみ」

【通所リハビリテーション室】

ここでは通いの介護の必要な方がリハビリや生活機能の訓練をされたり、食事をされたりします。ピアノ演奏・誕生パーティー、また、レクリエーションの場として様々な催しを企画しています。畳の舞台もあります。

※わだつみという名前:しおさきヴィラは海のイメージでデザインされているので、海の神様の名を拝借してつけました。

 

【リハビリテーション室】

様々な種類のマシーンを使って筋力・体力アップ。健康増進をはかります。ご自由にお使いいただけます。

 

 

 

【静養室】

通所リハビリテーションをご利用中、静かな環境でゆっくり休んでいただくこともできいます。


浴室

【一般浴室「富士之湯」】

広く明るいお風呂はまるで銭湯のようです。この大浴場のお湯は、オゾンで殺菌されています。いつも殺菌されたきれいなお湯が流れています。

 

 

 

【特別浴室「こすもす」】

体の不自由な方にもお風呂の気持ちよさを。車椅子・寝たきりのままで入れる特殊設計です。

 

 

 

2.3.4階

2.3.4階は、入所・短期入所の方の生活スペースとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


4階を『雪の階』、3階を『月の階』、2階を『花の階』と呼んでいます。 日本古来の文化を大切にしたい。また、自然を取り入れたいという願い。それにぴったりの古来の美しい言葉があった! それが「雪月花」だったのです。
壁の色や模様、内装、照明に至るまで、各階それぞれのイメージで統一されています。雰囲気が異なる設計は、ご自分の部屋がすぐにわかるようにとの配慮です。

各階のエレベータホールに『雪』『月』『花』の字が掲げられています。この字は高砂十輪寺のご住職西田様からいただきました。

4階 『雪』の階の西の町は認知症の方の施設になっています。裸足で歩いていただいても、板の間の居間で眠ってしまわれても風邪をひかれないように床暖房が入っています。 

地域の生活の延長線上の施設ですから、各階のフロアは大塩町の町名にちなんでつけられています。2つのグループにわかれ、『東の町』は東洋的な雰囲気で、また、『西の町』はやや西洋的な雰囲気で作られています。各お部屋は1番地.2番地.3番地・・・となっています。

 

 


療養室

 

 

写真左:3床室
写真中:4床室
写真右:個室

 

 

 

療養室の特徴は、大部屋でも個室感覚がもてることです。4人部屋の障子を閉めてカーテンを閉めてしまうと、1人のお部屋のようになりますし、3人部屋は板戸で仕切られていて、閉めると完全に個室として使えるようになっています。

1床あたり11.5㎡以上の広さ(介護老人保健施設の中で一番広い基準)を確保しています。

各ベッドは電動で、自分でスイッチを押して起き上がることができます。
ベッド周りには一人お一人に天井灯・きのこのスタンド(ノルウェイ製)・机つきタンス・専用ボードが用意してあります。ボードには写真や絵を貼ったり自分で好きなように自由に使っていただけるようになっています。

個室には大きなソファーベッドとおしゃれなミニチェストがプラスでついています。

寝たきりゼロを目指すため、各部屋にはトイレと洗面台がついています。用をたすのに、できるだけ近いところにトイレがあることが大切だと思います。トイレは個室以外は全部ドアがついています。カーテンの施設が多いのですが、ここではドアとカーテン両方使えるようになっています。


談話コーナー

お部屋を一歩外へ出ると、そこは廊下ではありません。居間になっています。ここで皆さんでおしゃべりしたり、ひなたぼっこをしたり、テレビを見たり。入所者の方どうしのふれ合いや、ご面会の方との交流など日光浴をしながら会話が楽しめ、なじみの関係が築けます。

 

 


食堂 機能訓練室

西の町と東の町の真ん中に食堂と機能訓練室があります。畳コーナーでくつろぐこともできます。

 

 

 


サービスステーション

各階の東の町と西の町のちょうど真ん中に位置するサービスステーション。皆様を常に見守ります。

 

 

 

 


診察室 

2階にある診察室。医師・看護師が常駐していて、健康チェック・病気の治療にあたります。井野病院と併設なので緊急時は様々な対処が可能です。

 

 

 

 

5階


会議室

会議や研修会などに使用します。用途にあわせてパーテーションで仕切ることができます。パーテーションを外すと約100人の収容が可能です。


菜園

屋上ではプランターにご利用者自ら野菜や花の苗を植え、手塩にかけて育てておられます。
夏にはなすやトマト、ししとうなどがたわわに実をつけ、みんなで収穫を楽しみます。とてもよい刺激になっています。

 


調理室

本格的な調理器材を配した調理室。管理栄養士による研修やしおさきヴィラの行事など広く使われます。