子宮頸がん
子宮頸がんは子宮の入口の子宮頚部に発症するがんで、主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものです。日本では毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3,000人が命を落としています。また、20~30歳代の女性で近年増加傾向にあります。
初期には自覚症状がほとんどありません。ですから気がついた時には進行していたというケースが少なくありません。子宮頸がんが進行すると以下のような症状が現れます。
- 生理に関係のない出血がある
- 茶色のおりものが増える、悪臭を伴う
- 下腹部や腰が痛む
初期のがんであれば、子どもを産む事を考えて子宮を残して手術する方法があります。ただし、妊娠しにくくなったり、早産になったりする可能性があります。
がんが進行してしまった場合は、子宮をとる手術や放射線治療で妊娠・出産ができなくなるうえ、術後の後遺症(尿が出にくくなる、足がむくむ等)と付き合っていかなくてはならない場合もあります。
子宮頸がん予防ワクチン(シルガード9)
子宮頸がん予防ワクチン(シルガード9)はトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンです。このワクチンを接種する事で、日本人の子宮頸がんの原因となるHPV型の88.2%をカバーします。
公費で接種を受けることができます
公費でシルガード9を3回接種すると 81,600円 → 無料
公費で接種できる人は以下の通りです。是非、公費の接種対象期間内に受けてください。
公費接種対象者(女性)
定期接種 |
小6 |
中1 |
中2 |
中3 |
高1 |
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キャッチアップ接種
定期接種の対象であった期間に接種機会を逃した方が対象 |
H18年度生 |
H17年度生 |
H16年度生 |
H15年度生 |
H14年度生 |
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H13年度生 |
H12年度生 |
H11年度生 |
H10年度生 |
H9年度生 |
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H9年度生まれ~H18年度生まれ(1997年4月2日~2007年4月1日) 【公費で接種を完了する場合】2024年9月末までに1回目の接種が必要です |
詳しくは井野病院 婦人科にてご相談ください。井野病院では経験豊かな女性医師が優しく丁寧に診療にあたります。安心して受診してください。